
今回は、定年退職を迎える東京メトロの駅長を労うサプライズ企画「THE LAST TRAIN」の動画をご紹介します。
東京メトロの社員さん達とサントリーの「BOOS」が協力して行ったこの企画。内容は、2017年3月をもって定年退職を迎える石山駅長に対し、駅社員のみなさんからデジタルサイネージを用いて労いやお礼の言葉を送るというもの。
サプライズは、社員のみなさんの団結のもと、半年前から企画準備され、終電後の深夜、秋葉原駅にて決行されました。とても感動させられる内容ですので、ぜひご覧になってみてください。
働くって、いいもんだ。THE LAST TRAIN|春に退職する駅員へ、終電後の駅で仕掛けたサプライズ。
なんという心温まる企画。感動して泣いてしまいました。
特に感動したのは、やっぱり石山駅長がデジタルサイネージ(電子看板)のメッセージを読んで目を潤ませるところですね。
あのシーンでは、長きにわたり鉄道業務に従事してきた男の歴史と、それが終わりを迎えつつある寂しさのようなものを感じさせられました。
あと石山駅長の笑顔がすごく魅力的でしたね。あの笑顔の素敵さは、きっと駅長の温かい人柄が現れてるからなんでしょう。
なにせこのサプライズに石山駅長が選ばれたのは、企画の検討段階で社員さんから「もうこの人以外はない」と推薦されたからしいですから。
しかも、サプライズ当日は休みにも関わらず、みんなが終電後の深夜に駅へと集まり石山駅長を祝福。人柄の良さや人望がなければありえないことです。
この日、祝福された石山駅長は、突然の出来事に戸惑い言葉がみつからなかったそうです。そして、夜は興奮がおさまらず夜は眠ることができなかったとのこと。
石山駅長がどれほど感動したのか、サプライズ後に語られた同駅長の感想コメントがありますので、ここでご紹介させていただきます。
深夜、大勢の皆様から祝福され思いもよらぬ花束やプレゼントを沢山頂きどうしたら良いのか戸惑いました。つりあう言葉が見つからなかったです。感無量。感謝、感謝でした。
このようなサプライズは人生初めてです。今までの会社人生で最高の時でした。その晩は興奮と感謝で眠れませんでした。普段、駅の事務所で「私は全線で一番幸せな駅長だ!」と口癖のように感謝していましたがそれ以上の幸せを頂戴しました。
本当の幸せは「物や金では無い。人に思われることが幸せ」と強く感じました。「人は宝」ですね。退職後も出会う人を大切にしていきます。
引用元:PRTIMES
この感想コメントが、人生の大部分を捧げた仕事から去る人の口から出たと思うと、すごく重みを感じます。なんだか読んでるうちに、また泣いてしまいそうになりました。

その半生を、素晴らしい仲間と共に鉄道マンとし生きた石山駅長。この方の第二の人生が、幸多からんことを心から願います。