
今回は、ブラザー工業のタイ拠点である「BROTHER COMMERCIAL (THAILAND) LTD」が制作した、長さ9分38秒の長編CMをご紹介します。
物語の背景
ムエタイ選手であったことが原因でパーキンソン症を患ってしまった男性がいました。悪化すれば日常生活すら困難になるこの病。男性の面倒を見ていたのは、彼の妹とその夫でした。
しかし、妹夫婦にも生活がありました。ある日、妹の夫は兄の面倒をこれ以上見きれないと言い出しました。そのとき妹は、幼い頃の自分に対して兄がしてくれたことを思い出すのでした。
My brother: ความหมายที่ยิ่งใหญ่ของคำว่า “พี่ชาย”
兄が立ち上がって妹に人形を渡すシーンでは、感動してボロボロ涙が出てしまいました。
パーキンソン病におかされると、手足や顔の震え、筋肉硬直による表情の乏しさ、歩行困難、動作の緩慢、バランスと姿勢の保持が困難になるといった様々な症状が現われ、悪化すると社会生活どころか日常生活すら困難になります。
そんな状態になっても、妹を守ろうとする兄。絶対に妹を泣かせたくないという兄の愛情を思うと、泣かずにはいられませんでした。
いくつになっても、どんな状況になっても、お兄ちゃんはいつまでもお兄ちゃん。きっと、妹を思う気持ちが変わることなどないのでしょうね。