なんという現実! インドの貧困家庭で生まれ育った盲目の姉妹が見た希望の光

お母さんに水浴びをさせてもらっている盲目の少女(6歳)

インドの貧しい家で生まれ育ったソニアちゃん(12歳)とアニータちゃん(6歳)という姉妹がいました。二人は、生まれつき目が見えませんでした。

姉妹のご両親は、貧困のため手術を受けさせてあげることもできません。目が見えないまま貧困の中で生きるということがどれほど困難か理解しているご両親は、ただただ我が子の行く末を案じて悲嘆に暮れるしかありませんでした。

しかし、そんな姉妹のもとに大きな希望の光が差しました。なんと、目が見えない人を助けるために無償で手術を行っているNPO団体が村にやってくるというのです。

手術を行うためには、まず目の状態を検査し手術可能かどうか判断せねばなりません。ソニアちゃんとアニータちゃんは、自身の運命を大きく左右するその検査に望んだのでした。

First Sight: Sonia & Anita

手術後に包帯を外した姉妹が、嬉しそうに辺りを見回しているシーンでは涙が溢れました。

この手術にかかる費用は僅か300ドル、時間は15分です。僅か300ドルの費用すら捻出できずに一生を暗闇の中で生きていく人がいる。そのあまりに重い現実に言葉がありません。

みなさんもそうだと思いますが、テレビやネットでこうした世界の貧困層の現実を目にするたびに、何とかできないのだろうかと苛立ちを覚えます。

しかし、ある経済学者の口から、実は世界の貧困層をすべて救うためには、地球があと2、3個必要なのだという話を聞いたことがあります。現状では、世界の人口に対して物資そのものが絶望的に足りないのです。

こうした根本的な問題を解決するには、まだまだ長い時間が必要なのかもしれません。けれども、現実に貧困の中で生きている人々にとっては、長い時間を待っている余裕などあるはずもありません。

よく、先進国の途上国支援は無駄だという声を聞きます。支援が私腹を肥やすための汚職を助長したり、国家レベルでの依存体質を作ってしまうというのがその理由ですが、こうした問題はあまりに大きく複雑であるがゆえに、僕ごときには支援が正しいのか間違っているのかわかるはずもりません。

ただ、ソニアちゃんとアニータちゃんの例をみれば、まったくの無駄とはいえないのではないのかという気がします。少なくとも、彼女らは確かに希望の光を見たのですから。

最後になりましたが、二人の手術を無償で行ってくれたのは、「2000万人の視覚障害者を救う」という目標を掲げて活動している「20/20/20」というNPO団体です。

同団体は、善意ある人々の寄付や募金により運営されています。
20/20/20の寄付ページ

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