
いくら注意喚起がなされても、その被害はなくなるどころか増加の一途をたどるオレオレ詐欺。今回は、そんなオレオレ詐欺の被害に遭ってしまった親子を描いたドラマ仕立ての動画をご紹介したいと思います。
主演のカンニング竹山さんは、はじめ詐欺に騙されてしまった母親を強い口調で責めてしまいますが、その途中でハッとあることに気がついたのです。
主演・カンニング竹山×監督・犬童一心×楽曲・吉田山田 詐欺被害に遭った母親との電話でハッと気付く… 「オレオレ詐欺を防ぐのは、オレだ。」
1015年12月3日から、内閣府を中心に消費者庁、警察庁、金融庁が連携した「高齢者詐欺被害の未然防止」啓発キャンペーンがスタートしました。今回ご紹介した動画は、その一環として制作されたものです。
2014年の振り込め詐欺を始めとした特殊詐欺による被害総額は、約565.5億円にものぼります。冒頭でも申し上げましたが、各所でしつこいほど注意喚起されているにも関わらず、被害は年々増加する一方です。
オレオレ詐欺は、誰もが「そんなもんに騙されるわけないだろう」と思ってしまうような、バカバカしさすら感じる子供騙しな手口です。しかし、現実には多くの人が騙されてしまう。その原因は一体何なのでしょうか?
僕はこの動画を見て、「やっぱり原因は、親の愛情を利用しているからなのかな」などと思いました。親が強く子を思えば思うほど、そこを突かれると気持ちが動転してしまう、愛情深ければ深いほど騙されてしまう。親が子を愛する気持ちを利用するなんて、オレオレ詐欺とはなんて悲しくて薄汚い犯罪なのでしょうか。
同種の詐欺は日本だけでなく世界各国で横行しています。この卑劣な犯罪が、一日も早く世界からなくなることを願ってやみません。