涙のホームルーム ~修学旅行に行けないクラスメイトのために、先生がしたある提案~

熊本城をバックに記念撮影をしている修学旅行生

Photo by 松岡明芳

とある人が高校生の頃、経済的な理由で修学旅行に行けないクラスメイトがいました。すると先生は数人の生徒を放課後に呼び出して、修学旅行に行けないその子のためにある提案をしたのです。

高校の修学旅行の話。
親がいなくて、義親から虐待受けてる子がいた。バイトして自分で学費とか全部出してたらしいんだけど修学旅行の積み立てまで手が回らなくて、修学旅行には行けなかった。
そしたら先生が数人の生徒を放課後に呼び出して、みんなでお金を出し合ってお土産買ってこようって提案した。
修学旅行先でその子が好きそうなものとか沢山買った。足りない分は先生が出してた。
帰ってきて最初のHRでサプライズでお土産を渡したら、顔真っ赤にして震えながら泣き始めた。
ずっと、ありがとうございますありがとうございますって言ってて、先生も我慢しきれずに嗚咽もらして泣いてた。
この状況がすごく衝撃的で何年も経った今でも鮮明に覚えてる。
その子の事情は詳しくはわからないけど相当辛い思いをしてきたんだなってその時思った。

ちなみにその子は今結婚して幸せに過ごしてると聞きました。

このお話は、某巨大掲示板の「今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験」というスレッドに書き込まれたものです。とても切ないお話ですが、「その子は今結婚して幸せに過ごしてると聞きました」という部分ですごく救われました。本当に良かったですね。

それからこれは想像なんですが、もしかしたら先生はこの生徒の現狀をよく知ってらしたんじゃないでしょうか。だからこそ泣き出してしまった生徒を見て、先生自身も我慢しきれず泣いてしまった。そんな気がします。

書き込みの中でレス主さんは、「その子の事情は詳しくはわからないけど相当辛い思いをしてきたんだなってその時思った」とおっしゃっていますが、この部分は本当にそうなんだろうなと思いました。辛い毎日を過ごしているからこそ、人の温かさが心を揺さぶられたんじゃないかと思います。

人間、辛い思いを沢山すれば、辛い思いをしている人の気持ちがよくわかるようになり人に優しくなれるものですが、それとは逆に辛い経験が人に対してネガティブな感情しか持てない人間を育ててしまうこともあります。そのどちらに転んでしまうかの分かれ道は、結局、今回のお話のような体験があったかなかったかということなのかもしれません。

辛い時や悲しい時、人の優しさに救われる。そうした体験は、きっと人間にとって何よりも尊く、どんな宝石よりも価値があるものなのだろうと思います。

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