
これからご紹介する動画は、ノルウェーの児童養護施設が里親を募るために公開したものです。
とある学校に昼食の時間がやってきました。子供たちは、いそいそとお弁当を広げ、教室は楽しそうな雰囲気に包まれています。
しかしその中に、なんだか浮かない顔をした少年が1人いました。少年は机の中から自分のお弁当箱を取り出し、重い表情のままソロソロと蓋を開けていきます。
実は少年のお弁当箱には、中身が入っていなかったのです。
Løsninger er ofte nærmere enn du tror – Fosterhjem.no
ブドウを手にしたままニッコリと笑う少年のシーンを見た瞬間に泣いてしまいました。なんというか、空のお弁当箱の少年が教室を出ている間にそっと中身を入れておくところが余計感動させるんですよね。僕はこういうのホント弱いです。
見られていることに気づいているのに素知らぬフリをする少年、人参を片手に振り返る少女、それらのシーンも感動的で涙が溢れました。



自分のものを他人に分け与えるというのはとても難しことで、これは中々できることではありませんよね。
こうした行為が難しいことだとわかっているからこそ、誰かに分け与えて貰った時、また分け与えているのを目にした時、人の心は深く感動するのだろうと思います。
