
お笑い芸人の鉄拳さんといえば、今では芸人というよりパラパラ漫画家としての地位を確立した感があります。
その彼のデビュー作となった作品が、泣けると有名な「振り子」ですが、調べてみたところによると同作品には異なるBGMが使用された3つのバージョンが存在するようです(2015年2月現在)。
まず1つは最初に発表されたオリジナルで、この作品のBGMにはイギリスのロックバンドMUSEの楽曲「エクソジェネシス (脱出創世記):交響曲第3部(あがない)」が使用されています。
2つ目はマイナビウエディングのCMソングとなったfumikaさんの楽曲「Endless Road(エンドレス ロード)」がBGMとなっているバージョン。3つ目はあさ実さんが歌う映画「振り子」の主題歌「furiko」がBGMとなっているバージョンです(映画作品の振り子は鉄拳さんのパラパラ漫画が映画化されたもの)。
このページでは、それらの3つのバージョンをすべてご紹介しようと思いますが、僕の個人的なオススメはエクソジェネシスバージョンかEndless Roadバージョンですね。furikoバージョンは途中で映画の実写映像が入るので、そこがなんだか白けてしまう感じがします。
もちろんこれは僕の個人的な感想ですので、実写が入る部分が逆に好きな方や、全然気にならないという方もいると思います。どのバージョンが皆さんの心の琴線に触れるかはわかりませんが、どれもそれぞれの良さがありますのでお好きな動画を視聴されてみてください。
それでは、まずはオリジナルのMUSEのエクソジェネシスバージョンから。
Muse: Exogenesis Symphony Part III – HD – Redemption (video oficial)
次はfumikaさんのEndless Roadバージョンです。
【閲覧注意】 鉄拳公認! もうひとつの 振り子 meets 「Endless Road (マイナビウエディングCMソング)」
余談なんですが、このEndless Roadバージョンは、fumikaさんが個人的に「鉄拳さんの振り子とEndless Road の歌詞の世界観と合うのではないか」と考えたのがはじまりなんだそうです。
そうして実際に曲を当て込んでみると、なんと曲や歌詞と絵のタイミングがバッチリシンクロしているではありませんか。しかも尺までピッタリ。何もかもがあまりにマッチしすぎているので、fumikaさんは誰もいない部屋の片隅で思わず「すご…」と呟いてしまったそうです。
この事実に運命を感じてしまったfumikaさんは、人づてにお願いして鉄拳さんと会いEndless Roadを当て込んだバージョンを見てもらったのです。すると鉄拳さんは、「ほんとですね…すごいシンクロしてますね…ぜひ使ってください」と映像を使うことを承諾してくれました。
ご紹介した振り子のEndless Roadバージョンは、そうした経緯を経て誕生したのだそうです。
それでは最後に、あさ実さんが歌う映画「振り子」の主題歌「furiko」がBGMとなっているバージョンをご紹介します。
fumika 「Endless Road」 music video
映画「振り子」公式HP http://furiko.jp/
出演:中村獅童/小西真奈美/石田卓也/清水富美加/板尾創路/笛木優子/松井珠理奈(SKE48/AKB48)/鈴木亮平/中尾明慶/研ナオコ/小松政夫/ダイアモンド✡ユカイ/武井壮/黒田アーサー/中野公美子/サヘル・ローズ/ニコラス・ペタス/齊藤ジョニー(Goose house)/長原成樹/小山田将/入山学/藤田彩華/山本耕史(友情出演)/武田鉄矢(特別出演)監督・脚本:竹永典弘
原作:鉄拳製作:岡本昭彦、渡辺正一
エグゼクティブプロデューサー:奥山和由
プロデューサー:中村直史、北畠秀昭、稲冨聡、渡邉敬介、木谷真規(キャスティング兼)
ラインプロデューサー:柴田浩行
撮影:西雄一
照明:石田厚
音効:伊藤誠
音楽:コーニッシュ、苗加琢人、大久保晶文
脚本協力:磐木大
編集:オムニバスジャパン
主題歌:あさ実 「♪furiko」制作プロダクション:エクセリング
製作:吉本興業、TBSテレビ
配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー情報元:YouTube
いかがでしたでしょうか? どのバージョンもとても感動させてくれますよね。特に、年老いたお父さんが必死に振り子を止めようとしているシーンなどは涙なくしては見れません。

当サイト内には、他にも鉄拳さんの作品を紹介しているページがありますので、もしよかったらご覧になってみてください。